2017/04/30















小宇宙


2017/04/08
















静かにしていると、音がきこえるよ。


手の中の春は雨に濡れているよ。雨の粒はほんのり暖かくて
薄らと色が付いているよ。

2017/04/03


中学の頃から不定期に付けていた日記は全部で四冊になって、これ以上増やすのはやめよう、と思った。

音楽を聴きにいった。暗闇にぼうっと灯る照明が印象的だった。
演奏のあいだじゅう、目を閉じていたら、ちいさかったころのことを次々と思い出した。どれも鮮明に浮かんで通り過ぎていった。
それからまぶたの奥の私は、だんだんおおきくなって、でも、今のわたしよりみんなちいさかった。だからいとおしくなった。家族や友人や遠くにいるひと、死んだ大吉のことも思い浮かべた。なんて素晴らしい夜だったんだ。

最後に演奏してくれた、灯台 という曲のメロディが、染み付いて離れないおみやげになった。


2017/03/05















目が合うと思わず嬉しくなる。私たちは、見つめ合えるんだね。

綺麗なものは触れたくなるね。
思わず花を顔にくっつけてしまう癖。

歯磨き中はどうも、着席してしまう癖。
今年の二月は 一体何色だったんだろうね。

2017/02/15






新しい図書カードを持った。

初めて行く図書館は何階にも分かれていて、これまで通ったどのそれにもあてはまらず
不思議な気分がした。図書館というより、図書ビルというのがふさわしいような。

もう一年以上も図書館には行ってなかった。
最後に行った馴染みの図書館で、読み切れていないまま返却した本を借りた。
懐かしい文章は、年月も道のりも超えて荒々しく自分に体当たりしてくる。
すっかり身ぐるみ鷲掴みされて、しばらく絵を描くのも休む羽目になる。

この一年は図書ビルにたくさん行かなくちゃね!