2015/08/26




2015/08/17



道路わきを歩いているとやたらと自動車が多くて、厚く灰色の雲は、ずんぐりと重たそうな身をどうしても動かせなきゃならんといったふう。世界は止まってくれないな。そう思った私だって歩いているのだから他人のことは言えないけれど、どうしても、自分だけが置いていかれてるみたいな気になる。もし隣に誰かいたならばそんなことは思いもしなかっただろうね。自分だけでみる世界は知った町も知らなくみえる、迷宮への入り口。風に吹かれても飛ばされない野の花や、雨露に濡れてしっとりと垂れ下がる穂先をみて
ふっと我にかえるよ。出口もちゃんと、おぼえてる。

2015/08/04